2011年10月1日土曜日

第2回 個人プロジェクトプレゼン


前回のミーティングでそれぞれの個人プロジェクトのプランをプレゼンしてもらい、プランについてメンバーや岩井さんから色々なアドバイスや質問等が出ました。
それを受けて、今回はプランをブラッシュアップしてきてもらい、2回目のプレゼンを行いました。


■プロジェクト2 「偶然の類似(仮称)」→「Circles of Life」
前回「偶然の類似(仮称)」という、日本と外国にある似ているものをインタビューし、展示するという案を出してくださった方のプランですが、この方のご主人が外国籍の方で、ご主人がこの個人プロジェクトに興味を持ってくださっているということで、ご主人にプロジェクトに協力していただけることになりました。

なので、前回のプランから少し方向性が変わりました。タイトルは「Circles of Life」。

ご主人とご自分の過ごした年月を円で描き、過ごした国の色をつけ、成長するに従って円が大きくなるようなアニメーションのような作品をつくるというプランです。

岩井さんからは、国際結婚をしている方から見た視点というものも非常に面白いので、国際結婚をしている方によるプロジェクトのひな形みたいなかたちになれば、今後国際結婚をしている方が参加しやすいのではないかという意見がありました。

手も映るような手書きのアニメーションや、ご主人にその円を描いてもらってもいいのでは?という意見もありました。ご主人にも何らかのかたちで参加してもらえることになり、面白いお話や視点をお聞きできそうなプランになりそうです!



■プロジェクト4「世界風物詩巻」
このプランは取材内容、展示したい内容については前回のMTG時にほぼ決まっていたので、今日は具体的な取材日程や取材項目、展示案など、展示に向けての具体的事項について考えてきていただきました。

▽展示案
・展示形式
縦方向を緯度、横方向を1年の移り変わりに見立てた大きなフィールド(円環が理想)に、インタビューで得た情報を空間/時間ごとに配置する。
展示の簡単な解説が載った紙を置くか、カレンダー形式にして、持ち帰り使ってもらえるようにすると面白いかもしれない。

これは、取材によっては音が出てくるかもしれないし、何が出てくるか分からないという面白さがあります。視覚だけではなく、五感で感じられるようなものになればいいのではないか、またこの展示を見て面白いなと思ってくれた人が参加できるようなフォーマットをつくることも大事だ、という岩井さんの意見がありました。

またメンバーからは、10年ぐらい続ければすごく面白いものになりそうという感想や、「取材した提供してもらったものを私たちが知って、私たち自身がどう変わるのか?ということが大事だと思う。赤の他人と向き合うことは大変だけど、その大変さを我々もきちっと背負っていくことが大事だと思う」という意見がありました。

取材でどのようなお話が出てくるかがまだ分からないので、取材が終わってから最終プレゼンテーション形態を考えた方が良いかもという岩井さんのアドバイスがあり、最終形態が決まるのはまだ先になりそうですが、スケールの大きな立体的な展示になりそうで、最終プレゼンテーションがどのようになるかも楽しみです。



■プロジェクト6「記憶の中の祖国」
前回は、日本のなかで祖国を思い出すものは、日本の文化と祖国の文化が融合されて出てくるイメージなのではないか、それをデザインして展示するというプランでしたが、あまり融合されてはいないのではないかという岩井さんのアドバイスによって、少しプランが変更しました。

新しいプランは、日本にいると祖国のイメージははかないものになってしまうかもしれないが、そのなかでも祖国と聞いてイメージするものをインタビューし、それを絵にかきおこすというものです。

質問の内容がまだ抽象的なので、もっとピントをしぼった質問にしないと、答える人は答えにくいのではないかということと、絵をかきおこすとなると、答えた人は最終的なかたちがイメージできないから、不安に思ってしまうのではないか、という岩井さんからのアドバイスがありました。

もう少し具体的な質問の仕方として、「祖国に帰ったら一番先に会いたい人は?」とか、「祖国のイメージを教えてください」と言って、100番目に出てきた答えを表現するとかはどうだろうか?という意見がメンバーからありました。


【■プロジェクト3「ランドスケープマップ」】プランの方はプランに悩んでいらっしゃっており、【■プロジェクト1「あそびうた と あそぶ」(仮称)】、【■プロジェクト5物々交換or外国人体操】のプランを発表してくれたメンバーは欠席だったので、また次回経過報告をしたいと思います。

個人プロジェクトの進行としては、次回MTGまでにインタビューを始められる人は始めておくことになりました。

個人プロジェクト案以外については、IMMのホームページ作成について話しました。IMMの基本情報以外にも、WEB上のミュージアムとして機能するようなものにしていけたらと思っています。また、去年の「日本語不便図鑑」の情報もアップしていき、ウェブ上で見れるようにしていきたいと思っています。

また、名刺があるとインタビューをお願いするときとかに便利なので、IMMメンバーのIMM名刺を作成することになりました。

2回目のプレゼンを終えて、それぞれプランも色々変化してきました。みんなでディスカッションしているときのメンバーのみなさんのご意見もそれぞれ興味深いです。プランが変わってきたり、ディスカッションしたり、いよいよインタビューに入ったりと、プロジェクトがいよいよ本格的に動き始めつつあります。

今後もお楽しみに。


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